こんこんぞうり
傾斜地が多く、気候も冷涼なため稲作に適さない入山地区では、稲藁の代わりにスゲを使って、むしろやぞうりなどの日用品を作っていました。
こんこんぞうりは、色とりどりの布を巻いたスゲで編んだぞうりで、スリッパのような形をしているのが特徴です。「こんこん」という音を立てて叩いて作ることからその名がついています。
冬でも暖かく、編目が足の裏に適度な刺激を与えるこんこんぞうりは、草津の温泉旅館でも重宝され、素朴な美しさが人気となっています。
木工品
橡の木や栗の木、桂を材料に作られるこね鉢は、うどんやそばの粉をこねるのになくてはならないもので、大きいものは直径80cmになるものもあります。
赤松を材料に作られるめんぱは、素朴な木の暖かさと香りが独特の味わいを醸しだし、通気性、耐久性に優れた弁当箱です。
しゃくしは、最も古くから作られていた木工品で、汁用、御飯用などさまざまな種類があります。いずれも木地師たちの技が光り、使えば使うほどに味わいの出る工芸品として注目を集めています。