六合村の南部に位置する赤岩地区は、平成18年7月5日に群馬県初の国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されました。地区内を南北に走る通り沿いに昔ながらの家並みが続いています。
赤岩地区の農耕地はほとんどが畑で、江戸時代には麻の栽培や山仕事で生計を立てていました。養蚕が始まった次期は定かではありませんが、明治初期には繭が前橋へ出荷され、麻の栽培とともに重要な産業になっていました。
家並みは、緩やかな傾斜地に築かれた石垣の上に造られ、幕末から昭和30年代に養蚕農家として建てられたものが多くを占めます。3階建てのものも見られますが、総2階建てのものが大半で、正面端部を外壁よりも前に張り出させた「出梁(でばり)」が大きな特徴です。
家並みの周囲には、石垣で造成された農地が広がり、その中に建てられた納屋や、御宮や御堂などの宗教施設、山林などの自然環境が伝統的建造物群と一体となった景観を今に伝えています。
平成19年1月23日、赤岩地区養蚕農家群を含む「富岡製糸場と絹産業遺産群」が、世界遺産登録の国内候補地暫定リストに追加されました。









